目次
胡蝶蘭が移転祝いにおすすめの理由
様々なお祝い事で贈られる胡蝶蘭ですが、事務所の移転祝いでも選ばれるケースが多いお花です。
事務所が大きくなる、事業拡大されるなどが理由で移転される場合、そのイメージにぴったりの花が胡蝶蘭です。
花びらが広がっているようになっていて、蝶のように見えますね。羽を広げたようなイメージで、より事業が拡大する願いを込めて贈ることができます。ただ注意したいのは移転祝いでも、事業を縮小させるために小さな事務所に移転するというケースもあるという事です。そうなるとお祝いという言葉は失礼ですね。移転する理由によっては胡蝶蘭をお送りすることはできません。移転祝いの場合はどのような経緯で移転になっているのか知っておく必要があります。
移転祝いに胡蝶蘭が選ばれているのは、見ための美しさや縁起が良いとされている花だからという理由だけでは
ありません。胡蝶蘭の花は、きれいな状態が長持ちします。普通のお花だともって1週間くらいではないでしょうか。
花束などにしてしまうとさらに早く枯れてしまいますね。
しかし胡蝶蘭は長いもので3ヶ月くらいもつとされています。事務所に華やかさも与えてくれますし、特に移転して1ヶ月くらいの間は、事務所をお祝いの空気にして新規一転できるようにしたいと考える経営者さんも多いですから
長持ちする胡蝶蘭はおすすめです。
移転祝いの胡蝶蘭の贈り方
移転祝いで贈る胡蝶蘭、どんなタイプのものを贈れば良いのか悩みますね。また移転のタイミングに合わせて贈る必要があります。
移転してすぐは引っ越し作業で忙しいと予想されますので、少し落ち着いたころに到着するのが一番良いのではないでしょうか。そのほうが胡蝶蘭を飾る場所も決めやすいですね。
レイアウトが決まっていないなかお祝いの花が届いても困ります。ご自身に置き換えて考えてみると良いでしょう。
一般的に移転して2週間以内であれば移転祝いをお送りしても失礼にはあたらないとされています。そのため移転のお知らせが届いたら、移転日を確認しておきましょう。
移転祝いの胡蝶蘭は、大きさにも注意したいです。できるだけ見栄えの良いものを贈りたいですが、あまりにも大きすぎると事務所に置けない場合もあります。
事務所のだいたいの広さなど住所を検索して事前に調べておくと良いですね。お祝いを贈る際には、メッセージカードなども用意しましょう。
お花だけを贈るよりも気持ちが伝わります。お祝いの言葉の一例などネット検索すれば沢山出てきますので参考にしましょう。それから立て札も必要です。立て札には送り主名と移転祝いであることを明記します。
移転祝いの胡蝶蘭の相場
移転祝いの胡蝶蘭の相場ですが、関係性によって値段も変わってきます。お付き合いが深いのであれば20,000円から50,000円くらいで、お付き合いが浅いのであれば10,000円から20,000円くらいで良いでしょう。個人から贈る場合と法人から贈る場合でも少し相場が変わります。会社として贈るのであれば少し高めのものを贈りたいですね。
胡蝶蘭は白や赤リップ、ピンク、黄色などがあります。白は落ち着いた雰囲気で人気があります。
お相手のお好きな色を知っているのであればお好きな色の胡蝶蘭をお贈りしても良いですね。お祝い事で良く注文されるのが赤リップという赤と白が混ざったタイプとされています。紅白のイメージでとても縁起が良く
お祝いにぴったりとされているのです。胡蝶蘭の花は、大輪や中輪、ミニ、ミディと大きさも様々です。見栄えの良いものをお贈りしたいですね。
移転祝いを贈るタイミング
移転祝いを贈るタイミングについては、先程も少し述べていますが移転してすぐ届いてしまうとかえって迷惑になってしまう可能性があります。移転先で荷物の整理やレイアウトというような作業で忙しいでしょうし、移転後の手続きなども色々あります。それらが少し落ち着く1週間後くらいが一番ベストです。あまりにも遅すぎてしまうのも失礼なので移転して2週間以内にお祝いの胡蝶蘭が届くように注文をしましょう。お届け日の指定を多くのお花屋さんで行っていますので、移転日を確認してお届け日を決めてください。
移転祝いのマナー・タブー
移転祝いを贈る際に注意したいのが、お届け先のお相手が事務所にいるかどうかという事です。常に事務所に誰かがいる場合は代わりに受け取ってもらう事もできますが、従業員の少ない事務所の場合は、不在となってしまう可能性もあります。そうなると再配達をお願いしてもらったり色々手間がかかってしまいます。それから贈答品を受け取らないという企業も中にはありますので、この点も事前に確認をしておきたいですね。
送り先のかたに移転のお祝いをお送りしたいのですが、いつ頃がよろしいですかとお声がけできるのであれば、お声がけしておくのも一つの方法です。
移転祝いをもらった場合のお返し
会社のオフィスや店舗を移転した際に、移転祝いをいただいた場合のお返しはしたほうがいいのでしょうか? 移転祝いとして贈られる品物では華やかな胡蝶蘭等の花も代表的ですよね。花の場合には祝い返しは絶対ではない、といわれることもありますが移転祝いをいただいた相手(お客様や取引先)と今後も長く付き合っていくという関係性であれば、お返しをして感謝の気持ちを伝えておくのがベストです。
移転祝いのお返しを贈ることで感謝の気持ちは勿論ですが、その後の関係性も今以上に円滑に進めていくことができる、というメリットもあります。なかなか機会の少ない祝い返しのマナーも覚えておくと、きっと今後にも役立ち相手にも喜んでもらうことができるはずです。
祝いのお返しの相場
移転祝いのお祝いの相場は、「半返し」という言葉もあるように、いただいたお祝いの半額程度を目安にすると良いでしょう。中には、「お祝い返しは必要ないよ」と言ってくださることもあります。その時には相手が気にしてしまわない程度、3分の1の金額を目安にお祝い返しを選びます。
移転祝いのお祝い返しには贈られたものと同じ品物はタブーとされています。そして、商品券や現金も好ましくないとされています。移転祝いを頂いた相手からリクエストが無い限り、避けた方が無難です。
もう1つ、花なら間違えないだろう、と贈っていただいた相手へのお祝い返しに花を贈ることもしないように気をつけましょう。
移転祝いのお返しの時期
移転祝いのお祝い返しに最適な時期を知っておくと、きっと相手にも気持ち良く受け取ってもらうことができます。
”いただいたら、なるべく早くお祝い返しをする”を心がけます。移転祝いは、移転をする前日から1~2週間の間に届くことも多いので移転後の多忙な時期と重なりやすいです。
なので、なかなかお祝い返しを送れない、そんなハプニングも付き物です。すぐに手配できない、遅れてしまいそう、という時には先にお礼状だけでも相手に送っておくと誠実さが伝わります。
移転祝いのお祝い返しは1つではありませんよね。
お祝い返しを届ける期間は移転後から1ヶ月とされています。この時期までには、いただいた全ての移転祝いのお祝い返しを済ませられるように気をつけましょう。
移転祝いのお返しの包み方
移転祝いのお返しの品物を選んだら、必ず「のし」をつけます。
紅白蝶々結びがされた、のしを選びます。蝶々結びは何度も結び直せることから、”何度繰り返しても良い、お祝い事・お礼”の意味を持つ、のしの種類です。お祝いのお返しには「内祝い」を選びます。そして会社・店舗名や、代表者名を記載します。
そしてのしには品物の包装紙、外側につける「外のし」と内側につける「内のし」があります。どちらが良いという明確な決まりはありませんが直接相手に渡す機会があるのなら、外のしを選びましょう。インターネットショップでの注文だったり品物を郵送する場合には、万が一のしに傷がついてしまわないよう内のしを選ぶと良いでしょう。
お礼状の書き方
移転祝いのお祝い返しと一緒に、または品物より先にお礼状を出す時にはメールは避けて、便箋での封書で送ります。お祝い返しの品物に添える場合にはハガキでも構いません。
便箋は、白無地のものを使い縦書きで書いていきます。黒のボールペンや万年筆を使って、感謝の気持ちを言葉にします。
嬉しいことに移転祝いが多く、お祝い返しの量もたくさんある時には会社によっては印刷されたお礼状を使用することもあります。その場合には一言、自分の言葉で手書きの文も添えておくと、きっと相手にも喜ばれるはずです。
お礼状の封筒の住所欄は、相手より自分の宛名は小さくなるように書くようにして、切手はなるべく1枚におさまるように貼り投函します。
お礼状の文例
難しそうに感じてしまい苦手という人も多いのですがコツを覚えておくとスムーズに書くことができます。
お礼状の最初の一文は、寒い季節であれば気候を表す”候”を使って「寒冷の候~」年末であれば「師走の候~」夏場には、「猛暑の候~」などの季節を感じる挨拶から書き出します。
例文1
〇〇株式会社 代表取締役〇〇〇様
謹啓
〇〇の候、貴社ますます御清栄のこととお慶び申し上げます。
さて、この度、弊社に心強い励ましの御祝詞を賜り誠にありがとうございました。
これからも皆様の励ましに応えるべく、従業員一同より一層の精進を重ねてまいる所存です。
今後とも、お引き立てくださいますよう何卒お願い申し上げます。
平成〇年〇月〇日
株式会社〇〇 代表取締役〇〇〇
例文2
〇〇株式会社 代表取締役〇〇〇様
拝啓
〇〇の候、〇〇株式会社におかれましては益々、ご清栄のこととお慶び申し上げます。
さて、このたびは移転に際し、格別なお引き立てにあずかり誠にありがとうございます。
今後ともご指導いただけますよう、何卒宜しくお願い致します。
平成〇年〇月〇日
株式会社〇〇 代表取締役〇〇〇